ステキな「笑顔」で、
いつまでも「健康」

Perio

歯周病治療

  • TOP
  • 歯周病治療

歯周病は歯を失う
怖い病気です

歯周病とは、プラークの中に潜む歯周病原細菌によって引き起こされる歯ぐきの感染症です。原因菌によって歯ぐきに炎症が起き、さらに進行すると歯を支える骨が溶けてしまい、最終的に大切な歯が抜ける恐れがあります。

歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケットに細菌が停滞すると、歯ぐきに炎症が起きて腫れや赤みなどの症状が出てきます。初期は自覚症状がほぼないため気付かないことがほとんどです。しかし、強い痛み・出血・歯が動くといった分かりやすい症状が出る頃には歯周病はかなり進行しており、場合によっては歯を抜かなければならない可能性があります。

高田の歯医者「長谷川歯科医院」では、歯周病の進行度に応じて適切な治療を行っています。また、検査によって自覚症状がない初期段階から歯周病を発見し、早期治療により大切な歯をお守りします。

口臭の原因は
歯周病かもしれない?

口臭の原因はそのほとんどがお口のトラブルと関係しています。特に歯周病は口臭と関連が深い病気です。

歯周病菌は歯や歯ぐきの境目にある歯周ポケットに潜んでいます。歯周ポケット内に集まってバイオフィルムという膜をつくりだし、毒素を生み出すことで炎症が引き起こされるのです。

歯周病菌の原因菌のほとんどは、酸素が苦手な嫌気性菌といわれています。歯周ポケットは酸素が行き届きにくいため、嫌気性菌はそこに潜むわけです。そして嫌気性菌は酸素の少ない歯周ポケットにて活動し、揮発性硫黄化合物という口臭のもととなる物質を生み出します。そのため、急に口臭がきつくなってきたという場合は歯周病の進行が疑われます。

当院では口臭測定器による検査で口臭の原因を特定し、口臭治療や歯周病治療に役立てています。

口臭測定器による測定

当院では口臭測定器「オーラルクロマ」を導入しています。口臭の主要成分である揮発性硫黄化合物(VSC)を「硫化水素」「メチルメルカプタン」「ジメチルサルファイド」の3種のガスに分類し、それぞれの濃度を測定できる機器です。

シリンジという専用器具をお口にくわえて口内のガスを採取するだけなので、とても簡単に測定できます。採取したガスをオーラルクロマに注入し、およそ8分でガスの分析を行います。

3種のガス濃度の判定結果から口臭の原因とその対策を明らかにできるため、より効果的な口臭治療・予防に役立ちます。

位相差顕微鏡で
歯周病菌検査

位相差顕微鏡は、お口の中の細菌を観察するのに適した光学顕微鏡です。歯周病菌などの細菌を専用のモニタに映し出し、患者さんと一緒にお口の中を確認します。生きた歯周病菌を目で見て確認することでインフォームドコンセント(説明と同意)を円滑に進められるため、精度の高い治療を実現できます。

定期的にお口の中を検査することで、治療後の予防にも役立ちます。そのため、歯周病から大切な歯を守るのに欠かせない機器と言えるでしょう。

エピオスによる
歯周病菌の消毒

エピオスウォーターとは、不純物を限界まで除去した純度99.7%の塩と超純水に電気分解した水のことです。エピオスウォーターはお口の中のタンパク質などの汚れを分解洗浄する作用があります。また、嫌気性菌である歯周病菌を活性酸素で死滅させることもできます。

高田の歯医者「長谷川歯科医院」では、エピオスウォーターを治療やうがい用の水として利用しています。そのため、プラークの形成や口臭の抑制により、歯周病や虫歯予防につなげています。

症状に応じた治療方法

軽度

ブラッシング時に歯ぐきから出血することがあります。それ以外の自覚症状はほぼなく、気付くこともほとんどありません。
主な治療法
ブラッシング指導
日々のブラッシングでプラークを効果的に除去することは、歯周病治療・予防の基本です。患者さんのお口に合ったブラッシング方法をお伝えします。
スケーリング
歯にこびりついた歯石はブラッシングでは落とせません。そのため、スケーラーという専用器具により、歯の表面にこびりついた歯石を徹底的に除去する処置が必要です。

中等度

歯ぐきの炎症はもちろん、歯を支えているあごの骨が溶かされ始めます。歯がグラグラしたり、歯ぐきが下がって歯が長くなったように見えたりするなどの自覚症状があります。
主な治療法
ルートプレーニング
歯周ポケットの内部のプラークやこびりついた歯石を専用器具によって取り除く処置です。歯の表面をつるつるに仕上げますので、汚れが再付着しにくくなります。
フラップ手術
歯ぐきに局所麻酔をして切開し歯根を露出させ、歯根にこびりついた歯石やプラークを除去する処置です。汚染された歯ぐきも除去することで、健康的な状態に導きます。

重度

歯を支えるあごの骨が半分以上溶かされてしまった危険な状態です。歯が大きく揺れる、出血・膿が出る、口臭が強くなるなどの自覚症状があります。このまま放置すれば、歯はいずれ抜けます。
主な治療法
GTR法
溶かされたあごの骨などを再生する歯周組織再生療法の一つです。歯周ポケット内部の歯石やプラークの除去を行い、メンブレンという特殊な膜を設置することで歯周組織の再生を促します。
歯周組織再生療法
歯ぐきに歯周組織がつくられるスペースを確保し、エムドゲインジェルという特殊な薬剤を塗布して、組織の再生を促していきます。